刺しゅうのアトリエ L’atelier Sfilです。
刺しゅう針は糸の本数や太さによってサイズを変えます♥
刺しゅうをするときには刺しゅう専用の針を使用します。
手芸屋さんで販売されている針は様々な用途に分られていて
刺しゅう針、縫い針、クロスステッチ針、バリオンステッチ針など、
それぞれの作業に適した針の太さや針先になっています。
私がいま使用しているのはルシアンの刺しゅう針。
ルシアン意外にも様々な会社から販売されています。
刺しゅう針は針の太さが豊富で、針先が尖っています。
お店では、刺しゅう針のすぐ近くにクロスステッチ針が並んでいますが、
クロスステッチ針は針先が丸い(尖っていない)ので買い間違えないよう注意!
25番刺しゅう糸と刺しゅう針
刺しゅう糸といえばこの写真の糸が一般的ですね。
これは25番刺しゅう糸と呼ばれる糸です。
刺しゅう糸は細い糸が6本より合わさって1本の糸となっています。
6本そのまま使用したり、図案の大きさによっては6本の中から1本だけ、3本だけなど
必要な本数を引き出して刺しゅう糸の本数によって針の太さを変えて使用します。
ウール糸と刺しゅう針
またウール糸(毛糸など太い糸)を使って刺しゅうをする場合は
12本取り用の太い針を使用します。
これはDMCのタペストリーウールという糸ですが、
他の毛糸を使うときは糸の太さによって針のサイズを変えていきます。
なぜ刺しゅう針と糸の太さを合わせる必要があるのか?
針の太さと糸の本数が合わない針を使うと、刺しゅうがしにくくなります。
具体的には、
■刺しゅう針が細くて刺しゅう糸の本数が多い(太い)場合
布に針と糸を通すときに摩擦が大きく糸が傷みやすくなり、
糸が毛羽立ったりヨレヨレになるのが早まります。
上記の傷みが原因で出来上がりの見栄えが悪くなるほか
針より糸の太さが太くなると、布に通すときに針と糸の境い目で引っかかりやすくなります。
■刺しゅう針が太くて刺しゅう糸の本数が少ない(細い)場合
糸に対して針穴が大きすぎて糸が抜けやすくなり、何回も針穴に糸を通し直すことに。
また少ない本数の刺しゅう糸で刺しゅうするときは図案のサイズが小さいことが多く、
針が太いと細かな刺し方ができなくなり、仕上がりが悪くなります。
布によっては刺した後の針の跡が残ってしまい目立つことも。
上記が針のサイズと刺しゅう糸の本数(太さ)を合わせることが重要な理由ですが、
実際に針をピンクッションに刺して保管していると色々なサイズの針と混ざって
サイズが分からなくなってしまうことも多いので、
保管方法もサイズが分かるように気をつけるとより刺しゅうがしやすくなります♥
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