刺しゅうのアトリエ L’atelier Sfilです。
新型iPad proを購入!
新型iPad proとapple pencilを購入してから
刺しゅうのデザイン環境が良くなり作業時間が大幅に短くなりました。
私にとって、今までで一番買って良かったものと言えるくらい
iPad proとapple pencilを手に入れてから自分の生活が変化していったので、
買って良かったポイントや便利になったことを書き綴っていきたいと思います。
もし購入を迷っている方は参考にしてみてください。
先日はiPad proとapple pencilそのものの魅力について書きました。
iPad proそのものが素晴らしいのはもちろんですが、
iPadproとapple pencilを語るにはアプリなしには語れない!
ということで、今日はiPad proのアプリについてまとめました。
私のデザイン環境に革命を起こしたアプリ“Procreate”
apple pencilの能力を最大限に発揮できるアプリ”Procreate”
私はこのアプリで刺しゅうのデザインを描いています。
先日の記事でも書き綴りましたが、
apple pencilは筆圧を感知してくれるので
同じペン・ブラシでも筆圧次第で反映に変化があります。
私が描く刺しゅうのデザインは大きく分けて2種類あり、
ひとつめはイラストデザイン(刺しゅう糸だけで仕上げる刺しゅう)
ふたつめは模様のデザイン(ビーズやスパンコールを用いるオートクチュール刺しゅう)です。
イラストデザインと模様デザインの2種類を
アナログ(紙と鉛筆)からデジタル(iPad pro)で描くようになってから便利・快適になった点をまとめました。
刺しゅうのデザインを描くことをアナログからデジタルに切り替えて良かった点
今まで刺しゅうデザインを描くときは、
紙に鉛筆で下書き→別の紙を重ねて万年筆で本番書き、
本番書きした紙をスキャンしてパソコンにデータとして取り込み
パソコンのPhotoshopとIllustratorで画像処理をして印刷していました。
アナログで刺しゅうデザインを考案してから印刷までの行程は長かったのですが、
デジタルに切り替えたことで大幅な作業時間の短縮&描く環境が快適&データも綺麗になりました。
今のところ、デジタルに移行して悪くなった点はひとつもないです。
絵を描くと言っても私のような刺しゅうデザインからイラスト・漫画など同じ絵でも幅広いので、
以下のポイントは全ての方に当てはまるわけではないですが、少しでも参考になればと思います。
1. 下書きと本番が一度に描ける
今までは、まず下書きを鉛筆で描き、
下書きした紙に本番用の紙を重ねて万年筆で書き写していました。
Procreateを使うようになって、
デザイン考案の下書きから本番までをひとつの画面で作業できるように。
下書きから本番描きまでの作業過程が大幅にカットされて、
信じられないくらい作業時間が短くなりました!
2. 描き間違いをワンタッチで修正できる
アナログでの描き間違いは
下書きの鉛筆は消しゴムで消し、本書きの万年筆なら新しい紙に全部描き直していました。
Procreateでの描き間違いは、
戻るボタンひとつですぐに消すことができます。
描いてから時間が経った場合の修正は、デジタル消しゴムで消したい部分だけ消して修正ができます。
アナログ時代は何度も鉛筆で描いたデザインを消しゴムで消して修正したり
新しい紙に描き直したりしていたので、今の環境は本当に快適です。
3. 使用した刺しゅう糸の品番を記録できる
刺しゅう糸は膨大な種類があるので、
アナログ時代は紙に書き出した刺しゅう糸の品番をその都度探して調べていました。
それがデジタルで管理するようになり、
知りたいときに同じアプリ内を操作するだけですぐに調べることができるようになりました。
4. 印刷までの行程が大幅に時短
今までは、本番描きで出来上がったデザインの紙をスキャンして、
パソコンに入っているadobeのPhotoshop&illustratorで画像処理をしてから印刷していました。
紙に描いた図案をパソコンにスキャンするにも待ち時間がかかり、
読み込んだ画像自体を綺麗にする処理も必要でしたので
実際に刺しゅうするまでに結構時間がかかっていました。
それがProcreateを使うようになり、
出来上がったデザインデータをiPad proからパソコンに移して印刷するだけに!
大幅に作業時間が短くなりました。
データ自体もアナログより綺麗な状態で、良いこと尽くし!
もうアナログには戻れません。
5. 寝っ転がって絵が描ける
アナログ時代は紙にデザインを描いていたので、
机に向かって“よし描くぞ”という気持ちで描いていました。
それがiPad proを手に入れてからは
寝っ転がっても問題なく描けるようになりました。
寝っ転がって描くなんてズボラ丸出しの発言と思われるかもしれませんが(笑)、
イラストのアイデアはボーッとしているときにでてくることが多く
ゆっくり座りながらorほぼ寝転がったようなリラックスした状態で描く方が圧倒的に描きやすいんです。
結果的にアナログ時代の“よし描くぞ”の状態よりもアイデアの量が大幅に増えました。
6. コピー&ペーストで同じ模様を一瞬で並べられる
アナログ時代は、同じ模様をひとつひとつ全て手書きで描いていました。
大きい刺しゅうデザインとなると手が痛くなるほど大変でした。
Procreateを使うようになり
複雑な模様や連続した模様もひとつだけ描いて、後はコピー&ペースト!
正確に同じ図案を大量にコピーできるので
全て手書きで書き出すよりもデザインの正確性が高まり、作業時間も大幅に短くなりました。
またデザインは反転や回転することもできるので、
作りたい模様デザインが思いのままに一瞬で作れるように!
(これが一番便利な点かもしれない!)
7. 刺しゅう糸のカラーをあらかじめ決められる
アナログでは紙に色塗りしていると時間がかかりすぎるので
刺しゅう糸のカラーは実際に刺しながら決めていました。
Procreateではすぐに着色ができるので
デザインを描きながら同時に色の計画も立てられます。
刺しゅう糸を選ぶときの迷いが少なくなり、結果的に完成までの時間が短縮されました。
ざっと良いところを挙げてもこれだけあり、実際の作業での細かな良い点はまだまだあります。
刺しゅうデザインの方法をアナログからデジタルに移行したことで作業環境が良くなり、
今ではiPad proなしでは作業できないと思うくらい!
なくてはならないツールになりました。
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