刺しゅうのアトリエ L’atelier Sfilです。
フレンチノットステッチとは?
フレンチノットステッチはつぶつぶした見た目が特徴の刺しゅうステッチ(技法)のこと。
結び目をつくるステッチです。
↑ピンクのフレンチノットステッチとゴールドのビーズで面を埋めています。
↑フランスの国旗をフレンチノットステッチだけで刺しゅう。手触りはまさにラグ!
↑模様と模様の間を埋めるステッチとしても活躍します。
ここではベージュのフレンチノットステッチと
マットゴールドのビーズで面を埋めました。
フレンチノットステッチはアクセントとして一粒刺しゅうしたり
たくさん刺しゅうして面を埋めたり、ビーズと組み合わせてみたり
色々な表現ができる刺しゅうのステッチです。
■フレンチノットステッチの刺し方
まずは刺しゅうの道具を用意。
前回のサテンステッチのときと同じです。
■用意するもの
・刺しゅう枠 (サイズはなんでも!個人的には10cmか12cmと書かれた枠がオススメ)
・刺しゅうする布 (はじめは”シーチング”が刺しやすくてオススメ。私もシーチングから始めました)
・刺しゅう針 (糸の太さに合わせた針)
・刺しゅう糸 (まずは25番刺しゅう糸というものからスタートがオススメ)
・糸切りバサミ
・チャコペン (使用する布によってオススメのチャコペンは変わります)
↑今回はシーチングという布のピンクを使用
では早速フレンチノットステッチを練習!
フレンチノットステッチの練習をするときは特に下書きは不要です。
回数を重ねれば手が覚えるので、刺しゅう枠にどんどんステッチしてみましょう!
なぜひじ位までの長さが良いのかと言うと、刺しゅう糸が綺麗なまま仕上げるため。
刺しゅう糸は布に刺している間に布と擦れてだんだん糸の表面が痛んできます。
糸が痛むと、毛羽立ったり艶がなくなりヨレヨレに。
もし痛んだ刺しゅう糸で刺すと仕上がりが毛羽立ったり
糸が艶々なところとヨレているところが出来てしまいます。
なので糸が痛まない程度の長さで少しずつ刺していく必要があります。
今回はフレンチノットステッチ。
刺しゅうの刺し始めは玉結びがおすすめ!
玉結びの刺し始めはこのページを参考に♥
■フレンチノットステッチの巻き方
GIF動画の要領で針に糸を巻きます。(スマホなら拡大したほうが見やすいです)
下の写真で静止画解説しているので、動画と合わせてみて下さい。
1. 刺しゅう糸を上に、針を下側にして十字をつくります。
十字を作った後に、針を持つ親指と人差し指で糸を軽く持ちます。(糸を針に巻き付けるのに支えるため)
2.動画の要領で針を動かして糸を巻きつけます。
針先を時計回りにまわして糸を巻きつけます。
私は糸の太さによって巻きつける回数を1〜3回のいずれか決めています。
この巻きつけるところは動画を見たほうが分かりやすいかも。
3.手前の糸を針にかける
針に糸を巻き終えたら、手前の糸を針の奥側にかけます。
(下の写真はちょうど糸を手前から針の奥側にかけている途中)
ここまで糸を針に巻けたら、もうフレンチノットステッチが出来たも同然!
針に糸を巻いた後は、糸穴のすぐ上に針を刺して
手前の糸を引っ張りながら針を刺し進めます。
ここでは、糸が出てきている穴と同じ穴に針を刺してしまわないように要注意!
(同じ穴に刺すと、フレンチノットステッチが布の裏側に突き抜けてしまいます。)
あとは刺した針をそのまま布の裏に進めて、糸を引っ張りきったところで完成!
あまり引っ張りすぎると
フレンチノットステッチが小さくなりすぎたり
布がつれたりするので引っ張る加減調整には気をつけて。
そして完成!
このフレンチノットステッチを密集させるとラグのように敷き詰めた刺しゅうになります。
一粒ならアクセントや動物を刺しゅうしたときの目などに使用できます。
■フレンチノットステッチをするときのポイントまとめ
1.糸を針に巻く回数は1~3回までが良い(巻くと縦に厚みが出るのみ)
2.大きいフレンチノットステッチを刺したいときは太い糸を使う
3.糸が出てきている穴に針を通さない(同じ穴に刺すと、フレンチノットステッチが布の裏側に突き抜けてしまいます。)
4.糸の引っ張りは強すぎず弱すぎず(練習するうちに”このぐらいがちょうど良いかな”という感覚がついてきます)
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