刺しゅうのアトリエ L’atelier Sfilです。
そもそも”刺しゅうのステッチ”って何?という方へ
刺しゅうのステッチとは、刺しゅうの技法のこと
刺しゅうは基本的に、刺しゅう糸を使って布にアートを表現するもの。
糸をどのように使うとどのような表現(見え方)になります、という
布に対する糸の刺し方の技法を刺しゅうステッチといいます。
刺しゅうの本を見ていると、たくさんの刺しゅうステッチが載っていて
こんなに覚えないとダメなの?といきなり大変な気持ちになりますが、
実際使うのは数種類だけのことがほとんど。
どんな刺しゅう表現をしたいかで刺しゅうステッチの種類も変わりますが、
少なくとも私の場合は数種類のステッチだけで刺しゅうをしています。
■面を埋めてツヤツヤに見える♥サテンステッチ
一番よく使うのはサテンステッチ!
サテンステッチができれば刺しゅうの半分を知ったと言っていいくらい(笑)
とても大事で、よく使うステッチです。
面を埋めるサテンステッチは、綺麗に糸を刺せると表面がツヤっとなりとても綺麗です。
反対に綺麗に刺せないと、ガタガタボコボコの表面になってしまうステッチです。
↓ブルーの部分と薄いベージュと濃いめのベージュの部分がサテンステッチ。
少しモコッとして見えるのは、サテンステッチの中に詰め物をしているから。
↓バラの花びらもサテンステッチです。
↓四隅のブルーの部分と中央のメタリックの糸の部分がサテンステッチ。
どちらにも詰め物をしているのでモコッとしています。
■ツブツブが可愛い!フレンチノットステッチ
フレンチノットステッチ。なんだか長い名前ですが、
このステッチ特徴は、ツブツブな見た目が可愛いということ♥
糸の太さによって1粒の大きさが変わります。
またフレンチノットステッチは針に糸を巻いて作るステッチなのですが、
糸を巻く回数によっても大きさ(厚み)が変わります。
もしフレンチノットステッチで面を埋めるとなると、
1粒1粒作っていくので割と時間がかかることに。
だけど面を埋めるのが出来上がると、とても可愛いのがフレンチノット。
↓ピンクの部分がフレンチノットステッチです。
ビーズと合わせて刺しゅうするとこんな感じに。
今回は濃いめのゴールドビーズと合わせました。
■どんな太さの糸でも広範囲の面を埋められるロング&ショートステッチ
面を埋めるステッチで一番使うのはサテンステッチと紹介しましたが、
広範囲になるとサテンステッチが使えなくなります。
なぜなら、サテンステッチは
埋めたい面の片方の端から糸を出し、反対側の端に糸を入れるので
あまりに広範囲だと、中心付近の糸が浮いてしまい綺麗な仕上がりになりにくいから。
そんなときに登場するのがロング&ショートステッチ♥
名前の通り、刺し方を長く&短くを繰り返して面を埋めていきます。
↓セーターのアイボリーの部分がロング&ショートステッチ。
モール糸(子どもの頃に遊んだモールの針金がないもの。毛糸の太さでとてもモコモコ)を
ロング&ショートステッチで刺し、面を埋めています。
■1本の糸がコイルみたいな見た目になる!バリオンステッチ
1本の軸となる刺しゅう糸に、ぐるぐるとコイルのように糸が巻き付いている
独特な見た目のバリオンステッチ。
使う機会は頻繁ではないですが、アクセントとして活用することが多いです。
↓ハイヒールの模様部分(パープルとブルー)がバリオンステッチ。
■装飾のアクセントになる♥輪っかのフリンジステッチ
装飾刺しゅうのアクセントになる輪っかのフリンジステッチ。
意外と簡単なのでササっと広範囲にできるのがまたGOOD。
↓赤い刺しゅう糸の部分が輪っかのフリンジステッチ。
■ボリューム満点!フリンジステッチ
輪っかのフリンジステッチの端をカットしたのがフリンジステッチ。
カットするときには同じ長さに切る必要があるので結構気を遣うことと、
ボリューミーなのでカットが大変なのが難点ですが、
出来上がるととても可愛く仕上がるのがフリンジステッチ。
いつも、輪っかのフリンジのままにするかカットするのかを迷っています。
↓ビキニデザインのトップのピンクの刺しゅう糸と、
ボトムのブルーの刺しゅう糸の部分がフリンジステッチ。
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